LIVE 春愁秋思 library 〜 DVD試写・試聴会(夜の部) 2012/ 1/21 西麻布 新世界

DVD発売記念トークライブ。

LIVE春愁秋思DVD

LIVE春愁秋思DVD

「春愁秋思」アルバム発売からライブ、DVD制作経緯を、メンバーとゲストとして映像監督を交えてお話しするという会。当初3人で出てきて(元々MCが得意な人たちではないしどちらかといえば窪田さんだよりなところがいつもあるけど)なんとなく「台本どおり進めよう」という雰囲気があって退屈になりつつあったので、「なにかトラブルが起これ!」と思いながらトークが始まったわけだけど*1、山崎さんがふと思い出したりしたことを口にしたり、また映像監督さん*2が出てきたあたりから、撮影・編集者としてのライブへの視点が入ってきたりして、本当にいろいろ貴重な話が聞けたりした。印象に残ったものをいくつか。

  • 東京以外は特に録音面でちゃんとした機材を入れていなかったので、極力取り除いたものの多少のノイズはあるが、「そのときにしかない音」が感じられ製作者としては感慨深い。
  • 「ライブ」への考え方。窪田さんの「以前はあまり好きじゃなかった」という発言が口火になったんだけど、生演奏より「音源を作りこむ」ことの方に気持ちの重点があるというニュアンス?山崎さんは「音楽活動の流れの中に(なんとなく?)ライブがあるというのではなくて、点(核?)を持ってライブをするのが理想。2011年のツアーもアルバム『春愁秋思』がその点にあってライブを作っていっていた」というニュアンスのことを話していた。
  • 「旅をしませんか」の制作当時、山崎さんのイメージでは「列車に乗った主人公の目に映る車窓の風景がウワモノ(ギターや鍵盤)で、ベースやリズムが窓枠」というのがあったそう。そのイメージでこういうアレンジにできる戸川さんアンタ天才や。

で次の日の22日、会場で買ったDVDを通して見てこのレビューを書いてるんだけど、なかなか行けない会場、聞けないアレンジで聞けるというのもあるし、また他会場それぞれの雰囲気というか響き方が味わえて、ライブ映像としては非常に楽しいものになってる。喫茶店のような会場が多かったので、こういう作り方は正解だと思う。ちょっと大阪のものがノイズが大きすぎて惜しい気がしたけど(多少広めのハコみたいだったし)。
あと、千葉会場で中央に頭よう振ってるヤツがいたけど、戸川さん見えないし非常に邪魔くさい。あれ多分ボク。戸川さんスイマセン。

正規には25日から、HPでも注文できるそうです。同時発売として仙台のLPと千葉の音源配信あるとのこと。
↓のような特典映像もあるので、空気公団に興味ある人にはマスト。

*1:このあたり司会的な人がいたらなあと思った

*2:津山伸さん Twitter. It's what's happening. facebook