湯気湯気帝国 quruli live tour 2011 Zepp tokyo 2011/11/15

5人になってから初のワンマン。というかワンマンで2回め。


Zepp自体2回めだけど、5月に比べたら整理番号が若かった(第1先行当選)だったのでわりと快適。中央付近柵立ってるんだねー(5月は詰め込みの一番後ろだったので中の様子全然わからなかった
ライブの内容はいわゆるレコ発ではなくて、バンド活動のひとつとして、純粋に音楽家としてやった、という感じのライブで、自分たちのキャリアから満遍なく、現在の「くるり」のMAXを見せようという熱意を感じた。あまり比べるものではないかもしれないけど、学生やアマチュアがオリジナルひっさげてライブハウスでコツコツやってるような、そんな雰囲気もあった気がする。というか、自分がこういうライブを見るのは、スキップカウズが四半期に一度主要都市を車一台で?まわってたツアーで、一年くらいの間毎回バナナホールで見てた時期以来だ。

さて、京都音博も見に行ってたけど、アコースティックにとどまらない形でのライブでは5人の演奏は初めてで、改めていろいろな発見があるわけですが。
なにより一番ビックリしたのは田中さんのドラムが、めっさグル―ヴ感があったこと。パーカスでしか演奏知らなかった(といっても2回しか聞いてない)けど、すごくロックしてた。なんかヒゲも生やしてたし。キックがしっかり踏まれてて、スティックの捌きもハット聞いてると丁寧で色気すら感じるし、こういうドラマーは大好き。
吉田さんのギターは、今回は「くるり」にしっかりはまってるなあ、という印象。でも自分が知ってる範囲のギタリストではという話だけど、やっぱりクセのある人なのかなあとも思った、印象はだいぶ明るくなったけど。1か所だけ、チェロもやってるからかもしれないけど、なんか室内楽みたいなアレンジしているところあったし。むしろそこだけがちょっと残ってる。
あとこの日のファンファンはあまり目立ってなかったかな。

ライブ全体では、最初岸田さんのマイクがちょっと大きいなあと思ったけど、それもすぐに調整されたみたいだし、前述の通り新メンバーがうまくはまった感じで、楽しいライブだった。なにより彼らがリラックスして楽しそうにやってるのがいいんだよなあ。やっぱりこういう、演ってる方も聞いてる方も純粋に音楽に浸って楽しめるライブがいいよなあ。