Key for Defection -Chihara Minori Live Tour 2011- 2011/ 5/ 2 Zepp Tokyo


お前ら音楽聴くか飛び跳ねるかどっちかにしろ。

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ろくに予習もせずに飛び込みましたが、いやーみのりん、安定感ハンパない。歌声は作りこまれた音源と遜色なく、そのうえライブ感を損なってない。それに、バックミュージシャンも無駄に?レベル高いし、鳴らされた音だけに言及すれば本当に素晴らしいライブだったと思う。
しかし、観客の方のアクションが大きすぎて、ちょっとついていけなかったところもあった。というか、「みのりんの唄を聞きに来たのにオッサンの声しか聞こえなくて唄が全然聞こえない」とかザラにあったし。ただでさえ見えづらいポジションだったのに、手が何本も上がったり飛び跳ねたりして前の方見えんし。
ただ、上で書いたようなことは、僕でも事前にある程度知り得ることで、覚悟はしておくべきことだったし、そのうえで、可能であればなるべく早い段階でチケットを確保したりして少しでも場所取りを有利にしておくべき、少なくとも今回初めて行くような奴が文句を言うようなことではない。
観客の方はそういうことでまあ仕方ないとして、それでも残念に感じたのは、ライブホールの「環境」だ。
今回のライブは先の震災で当初3月の予定が延期になり、その関係でチケットの再発売があったもの。個人的には(不謹慎な言い方だけど)棚ぼた的に手に入ったチケットで、要するに滑り込みだったので、すぐに会場に入れず、そのため場所はものすごく悪かった。具体的にいえば、ステージから一番離れたところで、2階席の真下。ココ、ものすごく音響が悪い。前にくるりで武道館に行ったけど、あそこより悪かった。ライブホールのくせに武道館より音響悪いってどういうことだよ。
おそらくなんだけど、僕のいたところって、ダイレクトにくる音とか反射してくる音とかがあんまり入ってこない場所なんだよね。加えて中央付近には、網がけで一応ステージに目が届くようにはなってたけど、柱状のものがあって、非常に視界が悪い。なんであんなところにひとを入れてたんだろう。
せめてオーディエンススペースの中央辺りに、もうひと組ステレオでPA置いてあったらまだ違ったような気がする。それが出来なければああいうデッドスペースにひとを入れるべきじゃないと思う。
そのスペースには目測で2〜300人くらい、多く見積もっても500人くらい入っていた。物販等考えると数百万減収で、決して小さくない数字だとは思う。でもおそらくはそれでも一定度利益は出るはずだし、利益を惜しんで素晴らしい演奏を損なってしまうのはすごく悲しいことだと思う。
ライブホールかイベント会社かはわからないが、このライブを企画したひとたちには猛省してもらいたい。