ノー・カントリー

今月は映画レビュー強化月間です!ところで3月ももう終わりですね。


コーエン兄弟といえば、「オー!ブラザー!」みたいなコミカルなものもあるけど、今回はどちらかといえばシリアスな感じ。あえて例えれば「緊迫感ある鬼ごっこ」といったところか。
素直に言えば「No Coutry For Old Men」という原題の意味のもつメッセージを感じ取れたわけではないし、ストンとオチがつく感じではない。特に手の込んだ謎解きこそないが、もう1回見ると、また印象が変わるかもしれない。
コーエン兄弟らしく登場人物も一筋縄にいかない連中ばかりだし、テンポもよくて楽しかったです。まともなレビューはよそを参考にしてください
適当すぎるのでもう少し。
ストーリーテリングは手堅いし、ラストシーンも物語りの締めとしては雰囲気は合っている。が、(自分も含めて)シガーとモスの追いかけっこに目を奪われてしまった観衆にとっては、ラストの保安官エドの言葉はやはり唐突に感じる。これからこの作品を見る人に対しては、エドの行動や心境などに注目して見ることを勧めたい。