Minori Chihara Live Tour 2012 D-Formation 2012/ 4/ 8 松戸森のホール21


*1

サポートメンバー入れ替え後初ツアーに初参加。しかも初めて「ほぼ地元」でのライブなので、すげーうれしかったのだ。*2
いわゆるレコ発ツアーなんだけど、今回のアルバム、本当によくできた内容なので、デジタル系?エレクトロ系?辺りに興味のある人はぜひ聞いてほしいと思う。ごめんジャンルはよくわかんない。

D-Formation

D-Formation


一方で「これをバンドサウンドでどう表現するんだろう」というのは興味あったところ。マニピュレータ(打ち込み)を使うとはいえ。メンバーも半分替わるわけだし。
実際のライブは素晴らしかったですよ、ええ。なんかむしろ「生バンドのノリ」というのかなあ、そういう雰囲気がより出ているなあ、という印象。メンバー交替、なおやん(Bs)をバンマス、鍋ちゃん(Gt)を呼び戻した意図というのが、妄想かもしれないけど、なんとなく見えたような気がする。
いままではケニー(Key)ガンちゃん(Dr)大ちゃん(Gt)という職人的なひとたちがバックを固めて、テクニカルなステージだったと思うんだけど、いまのメンバーのライブは、よりチームとしてのノリ、グルーヴが出ているステージだと思う。これは一方がヘタクソで一方が仲悪い、というような意味ではなくて、バンドの思想というか考え方の違いだと思う。
松戸のステージだけを見てだけど、曲中に場所を移動して他のメンバーと絡んでみせるといった、メンバー同士のコンタクトが多い。以前だったら、メンバーは定位置からあまり動かずに、せいぜいフロントの方でみのりんと絡むぐらいだったので、この辺りは大きい変化だと思う。あ、あとドラムセットね。タムやシンバルを山のように組む「お城」のようなものじゃなく、タム3シンバル3くらいの、普通のロックバンドがやるようなシンプルなセッティング。あれは僕の知る限りアニソンのセッティングじゃないwここから、いわゆるテクニックで魅せるような感じにはならないんだろうな、というのも感じられる。
おそらく、「茅原実里」のソロ・ステージというだけでなく、よりバンド志向の強いステージにしたいんだろうと思う。それで、そこに精神的なよりどころとして、バンドとしての経験豊富ななおやんや鍋ちゃんを中心に、全体的にチームを若返らせ作り直したのだろう。大先生(Vn)?いやあのひとは替えの効かないひとだし。
セットリスト的には、導入曲であるところの「D-Formation」はメロディが元々変てこで唄いづらそうだったけど、リード曲「Dream Wonder Formation」以降は非常にノリノリ。
今回のツアーもあと何回か参加するけど、今後のみのりんのステージに非常に期待が高まる。


[4/16追記]
やはりフライングVでしたか…

*1:4月21日記。

*2:実際は当日頭痛が出て、フルでは盛り上がれなかったけど。終わった後帰って寝るまで死んでたし。