作曲とはかくも高度でくりえいちぶな作業です


といいつつたいてい本人は特にそこまで考えていません(なにー
多くの人がご存知の通り、「赤いスイートピー」で作曲家としてクレジットされてる「呉田軽穂」は松任谷由美ペンネームなんですが、この解説で述べられてることは、おそらく彼女は歌作りの試行錯誤の過程で直観的に身につけてるものと思われます。彼女のキャリアスタートはティンパン・アレー(細野晴臣など)に囲まれた恵まれた環境であったわけですが、それにしても彼らがそこまで楽典を意識して音楽活動していたかどうかは?です。*1
ポップスをやってる人にとってはCメジャーにおけるC7は「あーFに行きたいなー」というときに便利なコードであり、E7は「あーAmに行きたいなー」というときに便利なコードという認識なんではないでしょうか。大体が楽譜を「読む」だとか「書く」という習慣はあまりポップス周辺では一般的ではありませんので、そこまで「調」に対する意識は強くないと思われます。


こういうことを書くのは、まさに僕にそういう傾向があるからであり、上記の内容はごく個人的な例であり、独断と偏見、いわば大嘘です(なにー
まあみなさんにおかれては、上の動画を見て、「作曲家ってスゲー」という意識を強くして、もっと敬意を払うといいです、僕とか


ちなみにですが、前々回の3曲のうち3曲ともが1回以上の転調をしていますが、僕の場合なんというかいつも「ここの角を曲がったらどうなるのかなあと思って曲がってみたらしばらく迷子になっていろいろやってみてなんとなく元に戻った」という感じになります。「紙ヒコーキ」の間奏前とか「雪」のBメロとか。

*1:とはいえユーミンはピアノをやっていたのでそれくらいの知識は当然持っていたかもしれません(なにー