キッズ・リターン

キッズ・リターン [DVD]

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全編から見たらそれほど割合はないが、「学校」というのがひとつのポイントに思う。最初とラストの「校庭を二人乗り自転車で走り回る」シーンである。それを見て教師は「バカ」というが、生徒はその姿をずっと見つめている。
「学校」という枠の中にいる人間にしてみれば、そこからはみ出すことは「もう終わり」に思えるが、そもそもそこに意味を見出していないものからすれば、たとえどこかでつまづいたとしても「まだ始まってもいない」のかもしれない。*1


これで北野作品大体見たかなと思ったが、調べたら初期の2作品とか「座頭市」見てない。

*1:とわかったようにいう。