死神くん「心美人」

死神くん 4 (ジャンプコミックス)

もう２０年くらい前の作品なんだなあ。
確か当時の人気投票で、全話中１位を獲得したほど、ファンの間では名作とされた話。
人気者の友達の影で隠れがちな女の子が死神に死期が近いことを宣告され、さあどう？、という話（紹介になってない）。
主人公の女の子は「チビ・デブ・ブスの三重苦」という風に表現されてるけど、絵柄をみると、実物はかわいらしい雰囲気のコなんじゃないかという印象。漫画の主人公だからデフォルメされるだろうし、あんまり憎たらしい顔だと感情移入できないからなんだろうけど。
ことさら「心が美しい」ことを強調しているんだけど、その人の「心」が美しいかどうかも、結局感じるほうの主観なのかなあ、といまさらながらに思う。
誰かのことを「こいつブッサイクやなあ」なんて思って好きになる人なんかいないでしょ？どこかしら「かわいい」と思えるところがあるから好きになるんじゃないだろうか。
イメージ的には、「いろいろ付き合ってみて、"なんだかいい人だなあ"と思えるところがあって、いつのまにかその人の"顔"も好きになっている」という感じ。
個人的には「イケスカナイ美人よりかわいらしいブサイクの方が魅力的」と思ってるし、これ多くの男性に共感してもらえるんじゃないかな*1。
しかし、自分の心は「美しく」あろう、というテーマの方は、本当に思うところ。

*1:これ、ホントに主観的な話ですからね、マジで。