今日はある二人の"死"に日本中が驚いていた日であろう。
多少の不謹慎はあるかもしれないが、思ったことを。

Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - <ZARD>坂井泉水さん死去 入院中の病院で

ZARDといえば、僕の同世代が最も夢中になったミュージシャンのひとりである。
しかし正直な話、彼女がブレイクした時期のJ-POPというのに全く興味がなくて、自分にとっては「ちょっと有名な人」というイメージがぴったりであった。
ニュースによると、「がんを患っていた」という。おそらくそういった彼女の現状について知っている人々はほとんどいなかったのではないか。この辺はファンであれば周知だったのだろうか。
かつては日本中の注目を浴びていた人物が、誰に知られることもなく重い病と静かに向かい合い、そして(おそらくは)不慮の事故によって誰に看取られることなく亡くなったということに、寂しさを感じるし、人生の儚さを思う。

時事ドットコム:松岡農水相が自殺=議員宿舎で首つり−安倍政権に打撃

件の疑惑によって、アベ政権で「最も感じの悪い」イメージが固まってしまった人物であった。かくいう自分も「<ナントカ還元水>などとシラを切る太ぇ奴」として、その人相からして「悪人」に思えて仕方がなかった。
彼は政治の世界だけでなく、人生からも降りてしまった。責任をはっきりさせるにしろ、釈明すべき事実があるにしろ、すべてのことを胸に秘めてしまったまま。
「死ぬ」という行為でしか彼の苦しみが晴れないのであれば仕方がないことなのかもしれない。しかし、それが誰かを守るためだとか、坊ちゃん宰相への罪滅ぼしであるのならば、そのようなことのために死ぬくらいなら、すべてを道連れにして、言うべきこと言いたかったことを洗いざらい公にするべきだったと思う。
なにより、大事なのは「自分」なんだからね。