もちろん上の日記は

うそですからね!
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「香り」にとりつかれた男の物語。
異常な嗅覚を授かったため、鼻で世界を感じ取る。最初の「恋」も、それ(こういう呼び方は大げさではない)の体臭から呼び起こされたものだった。
その世界との接点の持ち方が、彼に逸脱した欲求を喚起させる。女性の体臭を閉じ込めようと、煮たり焼いたり、いや焼いてはいないが、その行動はまさに凶行であった。そして、曲がりなりにも、その欲求を満たす術を見つけ、彼は"収集"に没頭する。
ラストでは、彼の「コレクション」が世に放たれ、群集はその「香り」によって無秩序な交わいに没頭する。その群集に囲まれ、彼は絶望に涙する。


目的は完遂された。
そして目的としたものの"本当の意味"も知った。


訪れたのは"絶対的な孤独"である。