「レディ・イン・ザ・ウォーター」

もうね、この人の世界観をいかに受け容れられるかが勝負。僕の場合は引き分けぐらいかな。
「水の精さんが自分の国に帰れないんだよ〜助けないといけないんだよ〜」という話は、子供なら素直に信じてしまうが、主人公である管理人さんは、結構あっさり受け容れてしまう。これは「おとぎ話」だからなのか、まあ違和感はあった。
それで住民に役割を当てはめていき、妖精を助けようとするんだけれども、その過程がものすごく一生懸命。見るからに役立たず風の人々が、チームに加わっていく。この件に関しては色々思うことがあった。誰だって役割を与えられたら、そりゃやる気になるんだよな。
世界観にしろストーリーテリングにしろ「サイン」に近いかなとも思ったが、オチの見せ方については「サイン」の時の方が親切だったかな、少し端折り過ぎな印象を受けた。


この作品に関しては、以下のレビューが(かなり)参考になります。
http://d.hatena.ne.jp/ayumu108/20061010/p1