空気公団「夜はそのまなざしの先に流れる」7/6日本橋公会堂


なんか録音もやってたんだってー。
http://www.kukikodan.com/live/76%E3%80%80%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%A9%8B%E3%80%8E%E5%A4%9C%E3%81%AF%E3%81%9D%E3%81%AE%E3%81%BE%E3%81%AA%E3%81%96%E3%81%97%E3%81%AE%E5%85%88%E3%81%AB%E6%B5%81%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%80%8F/

という感じで、次作アルバム製作を兼ねた生録ライブ、ステージはバストリオという劇団と共演、とかなり異色のライブ。場所は公民館の演芸場みたいな、広すぎずかといって狭すぎないホール。
まず今回の試みとしての演劇(ほぼパントマイム、ときおり掛け声のようなものもあったり)との共作だけど、演劇の中の関係性や物語は明示的でなく、セリフもほぼないので、演奏や見てる方の想像にゆだねられるところが大きいんだけど、一部規則的な動作や時折なにかのメタファーっぽいジェスチャーとかがあったりして、それほど困惑というのはなかったかなあ。生でPVを見てる感じ、といえばいいのか。あと、人形劇っぽくもあったかなあ、なにが人形劇的なのかはうまく言えないけど。
演奏の方では、この日は全部新曲、MCナシという緊張感、事前に「この日は生録ですよ」というアナウンスもあったので、聞いてる方も相当の緊張感でしたなあ。すなわち初見曲なわけで、どの曲がどうか、というところまではわからなかったけど、全体的に空気公団らしさがありながら、ところどころ新鮮なアプローチがあったりして、秋ごろに出るという新譜に期待を持たせる内容だったと思う。あと、これまでの空気公団の作品への印象から、曲順的にはランダムなのかなあ、と思ってたら、予定している曲順通りのセットリストだった模様。大体彼らのアルバムは、ゆったりした曲から始まり徐々に高揚していって、中盤を過ぎて一旦落とし大曲で締める、という印象があったので、この日みたいな、中盤くらいで雄大な曲があってから、終盤で軽快な曲があったりするのは、なかなか面白いアルバムになるのではないかなあ。
いろいろ気になるのは、演劇の方のステップを踏む音やセリフなんかを、アルバムの方ではどう生かすのかなあ、という点。この後録音をもとにまたいろいろ調整をするらしいけど、この辺りも新譜出てからのお楽しみというところ。
というわけで、約1時間+アンコール3曲という若干短めのライブながら、充実した内容でした。次のアルバム、なかなか期待大ですよ。

http://www.kukikodan.com/news/%E3%80%8C%E5%A4%9C%E3%81%AF%E3%81%9D%E3%81%AE%E3%81%BE%E3%81%AA%E3%81%96%E3%81%97%E3%81%AE%E5%85%88%E3%81%AB%E6%B5%81%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%81%94%E6%9D%A5%E5%A0%B4%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%8C/
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