僕の愛器

といってもここ数年触ってないが、フェンダーUSAのプレシジョン・ベース、1976年製。HNもこれから決めた。(以前も触れました)
60年代は深みのある音、70年代は暴れん坊、という又聞きだか思い込みだかの印象で、「こいつでやっていけっかなぁ」という漠然とした不安があったが、一度はヴィンテージもの(そんなに高くなかったけどね)を持ってみたくて購入したのが、バンド時代を通じてずっと愛用してきた。
もともと機材オンチで、「ギターが中音なら僕はドンシャリね」程度の感覚しかなかったので、うまくやっていけたのかもしれない。
色はこげ茶一色で、ところどころ塗装がはげているのが、歴史の長さを物語っている。ライトブルーや柿のような赤など、明るめの色の楽器には少し抵抗があったので、その渋いたたずまいは非常に気に入っていた。


当時からまあ多少の浮気、というか気の多さはあった。高桑圭のサンダーバードに憧れたり(カッコイイの!)、リッケンのポンポン弾む音に心惹かれたり(ほんとにかわいいの!)。でも両方のよさ(デザイン、音)を両立するものってなかなかないのよね。

「大将、そういうの一丁作ってよっ!」
「・・・無理だね(中島悟口調で)」

*もちろん最後のオチはフィクションです**1

*1:某所で書いたのを一部書き加えて転用しました。二度目の人ゴメンナサイ